皆さんは、人と意見が違う場合、自分の意見を言う派ですか?言わない派ですか?言う派であれば、相手を説得か論破して自分に同調させますか?
悩みのタネは9割が人間関係だと言われています。人間関係を長年に研究(理論と実践と経験)してきた私は、【幸せになる勇気】と【嫌われる勇気】に続いて、今日は【同調しない勇気】を語らせていただきます。
ちなみに前者は私の著作ではありません\(ϋ)/♩←念のため。

同調する必要がない場合は言うか流す
・はっきりと意見を言った方がいい時
学生が学校で、社会人が会社で、個々の意見を発表する場面があります。そういう時に、堂々と自分の意見や考えを言うべきです(社外とのビジネス会話や会議は除外)。間違っても、少数派でも、自信がなくても、はっきりに堂々と言いましょう。言うことが成長にも自信にも繋がります。個人だけでなく、組織の健全性にも多様な意見が必要だからです。
プライベートの会話も同じように、意見を求められる、聞かれる場面が多々あります。「〇〇についてどう思う?」「何が食べたい?何の映画が好き?」など、利害関係のない場合は、素直に言った方がいいでしょう。自分の考えを相手にわかってもらったほうが、人間関係がらくになるからです。あなたが好きな人だけ自然に集まってきます。相手の顔色を見て素直に言わなかったりすると、相手に誤情報を与えてしまって、ゆくゆく自分のストレスにもなるし、お互いの関係にマイナス要素になります。
・言わなくてもいい時
私の大学の友人に、いつも顔が真っ赤になるまで議論する二人が居ました。相手を論破するまで気が済まない勢いで。例えば「夕食を抜いて、りんごだけ食べたら、絶対スリムになるよ。」と主張するAさんが居て、Bさんは激反論。そのエネルギーが無駄しか思いません。同調する必要がない話題では、各自好きにすればいいのでは?
言わなくてもいい時に言わない知恵があれば、人間関係のギザゴザがだいぶ軽減します。
私は国際結婚しています。まぁ・・・夫とは小さな食事習慣、文化から大きな歴史や政治観点まで、すべてが一致するわけではありえません。でも我々はお互いに考えをシェアする場合もシェアしない場合もありますが、無理に相手に同調したり同調させたりはしません。意外と、同調する必要がないことはほとんどです。
同調する必要がない場面で、相手の気分を害するまでならば、言わなくてもいいではないでしょうか。相手を論破してまで自己満足の気持ちを味わえるかもしれませんが、相手との関係にはマイナスに働きます。
同調する必要がある場合は話し合うか去る
・一致性が必要な時は話し合う
共同体として(組織も家庭もコミュニティーや友人グループも)、同調する必要がある場面もよくあります。会社に同じチームの方向性、家庭では育児方針や家庭ルール、友達の集まりなら時間や場所など、全員の意見を一致させる必要があるケースです。
そういう時には話し合いましょう。私は「友人とどこで何をするか」ぐらいの問題では、ほとんど相手に同調します。譲れることなら合わせる方がラクだからです。もしどうしても楽しめなくなったりストレスになったりしたら、自分の意見を根気よく相手と話し合いましょう。
・一致できない時は残るか去るか
同調する必要があり、話し合っても一致できない場合は、「去る」選択肢もあります。
どうしても上司や同僚の押し付けに違和感があったり、どうしても友人や夫婦の間に原則的な問題や大事な意見割れがあったり、相手に同調できない事柄であれば、その関係自体を一度真剣に考え直したほうがいいでしょう。
自分を苦しませるまで同調しないといけないことばかりなら、その関係を維持する価値があるかどうかを考え直す必要があります。
「同調」より「協調」
同調する必要な事柄であるかどうか、相手との人間関係を維持させる努力の価値があるかどうか。「同調しない勇気」を持つ以前に、「事」と「人」両方を見て「同調するかしないかの知恵」を身につけましょう。
円滑な人間関係に大事なことは、「同調」でははく、「協調」です。
初めまして。
フォローありがとうございました。
『変わってる人』と思われるのがイヤで、長年同調路線を走ってきました。でも、全然楽しくなく苦しくてやめました。
最近は『私変わってますから』と先に宣言してから、自分の考えを言ってしまう裏技を習得しました。我慢しなくていいので、楽ちんになりました。同調は自分にウソをついてツラいです。
『うんうん、なるほど〜』と読ませていただきました。考え方の参考になりました。ありがとうございます。
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chikoさん、初めまして。コメントありがとうございます(^^)
参考になれて嬉しいです。
自分にウソをつくのはストレスになりますよね。chikoさんの先に宣言しちゃう方法が良さそうです!マネさせていただきます。
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