人間関係に悩んだことがありますか?
誰でも多少あるでしょう。その中の一つ大きな原因は、関係のミスカテゴライズです。ミスカテゴライズとは、説明しにくいですが、間違えたカテゴリーに入れることです。
例えば、友達関係のはずなのに恋人関係に発展しようとしても無理があるのです。逆もそうです。恋人関係のはずはのに、普通の友人関係に抑えると辛い。それはオーストラリアのリアリティ・ショーの「Married at first sight」という番組を観た感想ですが、実生活の中にも自分もそのような悩みを経験したこともあって、正しくカテゴライズの成功体験もあります。
夫婦関係もそうですね。長い年月過ぎても、愛ではなかったと悟った夫婦もいるでしょう。逆に夫婦間の本当の愛を理解できるまで数年十年もかかる夫婦も居ます。
もちろん異性関係だけではなく、同性の友人も、親友関係ではないはずなのに無理矢理に距離を縮もうとしても、やはり違和感が出ます。逆の場合、大親友のはずなのに距離を置こうとしたら寂しくなります。
正しくカテゴライズされた人間関係を持つと、心が満たされて充実、気持ちも軽やかのはずでしょう。ミスカテゴライズされた人間関係を持つと逆に悩みになります。悩みは逃げられても、消えるわけではありません。

私の例をいうと、高校時代からずっと仲良くしている異性の友達がふたり居ます。昔からずっと、お互い大切にしていますが、近くに居てもドキドキ感がなく、遠く離れていても切なさがありません。正しくカテゴライズされた「純粋の友情」です。
大好きな同性の親友ふたりとは逆の経験をしていました。コロナ禍でなかなか会えなくて、だんだん微妙な距離感を感じていました。もう昔のように仲良しではないかなぁーと落ち込んだことがありました。でも意識したくなくても、ずっと隠せない、避けられない寂しさがありました。しょうがないか・・・と思いながらも、どうしても心が欠けている感じでした。この前、一年ぶりに集まって、お互いの本音を打ち明けたら、自分が心に建てた壁が一瞬崩壊されました。やはり親友たちのことが大好きなんだとわかりました。「一生の親友」を「過去の友」にミスカテゴライズした寂しさが消えました。心が満たされた軽やかさは最高でした!
ミスカテゴライズかどうかはどうすればわかるのでしょう。本当に難しいと思います。私の成功と失敗と人間観察の経験から言うと、判断の基準は、心が満たされるか欠けるかです。心からの喜びがあるかないか、苦しいか苦しくないか、寂しいか寂しくないか、辛いか辛くないか・・・経験(浅く広くではなく、心から誠実の深い関係)も重要ですが、「勘」が最も重要ですね。
ミスカテゴライズされた人間関係をどう正すか?それも難しいですね。
(長くなるので又続編に書きま~す)