焦燥不安(anxiety)に陥る時、ありますか?
ポジティブに考えよう(be positive! do self-affirmation!)、悩みを手放そう(let it go!)、頑張ろう(never give up!)、もっと良い自分になろう(be the best version of yourself!)、自己啓発云々。分かってるわ。分かっててもできないさ!
焦燥不安はどこへも消えない。
私はそういう時があります。そういう時の、自分への処方箋を書きます。
まず、”ダメ”バージョンの自分を否定しない。
今は、理想な自分に近づけようと努力しなくていい。今は、「努力しないといけない」なんて言われても、焦燥不安の情緒を抱えながら努力するエネルギーがないから。
次、焦燥不安な気持ちを受け入れよう。
自分を優しく抱きしめよう。焦燥不安があっていいんだよ。罪ではない。ダメではない。
手放すことできない、ポジティブに考えられない・・・不安だよね、心配だよね、いやだよね、気にするよね、それでいいんだよ。
最後、焦燥不安の原因を考えよう。
落ち着いたら、冷静に焦燥不安の原因を分析してみよう。一体何に対して焦燥不安だろう?それって自分が解決できる問題?それとも他人の問題?(”課題分離”と言います。)
自分のコントロールできないことだったら不安でも心配しても焦ってもどうしようもない。自分のコントロールできる部分があるなら、どうすれば良くなる?
そういうふうに原因究明しながら、対策を考えていく。
まとめ
「焦燥不安」を心の奥に埋めようとしないで、「焦燥不安」から逃げないで。焦燥不安に陥る自分を認めて優しく抱きしめて、「焦燥不安」の原因に向き合って、冷静に対策を考えていく。

この処方箋は、「self-compassion- セルフコンパッション」の心理技法を使いました。ご参考になれたら嬉しいです。
*「self-pity – 自己憐憫」(自分がかわいそう、被害妄想など)と完全に違うので気を付けてください。