本音と建前をうまく使い分けることで人間関係が円滑になると言われています。本音と建前の使い方で人間関係のトラブルやストレス原因にもなることがあります。
私は性格的に建前が苦手ですが、相手が本音か建前かすぐにわかるのは自分の得意技なんです。本音で人と付き合うと、人間関係は本当にラクで簡単になります。人間関係の余計な悩み事がだいぶ減ります。
親しい人とのつき合いの場合は特にそうです。例えば嫁姑関係。
私の場合、姑と十数年以来たくさんのことを乗り越え、今は本音で付き合える関係になりました。姑は帰国子女のオープンマインドな一面もありますが、典型的な日本人女性で建前がとても上手なほうです。私は干渉されたり説教されたりするのは極めてイヤなマイペースな人で、諸事情で旦那不在の間に姑と半年ほどの同居期間は、お互いにとって大変チャレンジ的な経験でした。
生活習慣などはお互い合わせたりする必要があるかもしれませんが、他人に自分の価値観を押し付けません。他人に同調するために自分の価値観を変える必要もありません。そんなの苦しいです。アドラーの「課題分離」の真髄はそこだと理解しています。

建前が苦手の私は、常に本音で姑に向かい合ってきました。だからか、私たち嫁姑は実の親子のように一緒に笑える泣けるしょっちゅう喧嘩しちゃってもすぐに仲直りできる関係になっています。
私:「ストレスを自分の中に閉じ込めないで、ドンと私にぶつけて来てください!」
姑:「お互い様^^」
本音で生きる(ほぼほぼね~)不器用の私は、この複雑な世界で単純に生きています。