腹痛は、誰でも一度経験したことがあると思いますが、原因はぞれぞれでしょう。病院に行くほどでもない時がほとんどで、病院に行っても胃や腸が問題なければ、痛み止めか整腸剤など一般的な薬を処方されるでしょう。
それが私自身の経験です。7~8年間、原因不明の腹痛がありました。頻繁ではなく、半年に1~2回か、多い時は一ヶ月2回ぐらい、頻度はまちまちでした。しかし痛みの感覚も時間も、症状は同じでした。病院に行くほどでもなかったのでただ痛みを我慢していました。定期的な人間ドックの結果は何も異常がなかったし、お腹の臓器すべて精密検査したこともあるけど何も問題がなかった。
漢方を習ってからやっとその原因が分かりました。痛み方の説明が難しいが、漢方理論を体系的に学習すると自分の状態をよく観察し始めました。結論を言うと、私は「気滞」状態になっていたです。
「気」が滞る状態は「気滞」と言います。気が滞ると、いろいろ不調が出ます。私の腹痛はそのような症状でした。体の中「気」が動くので、一年中ずっと痛みが出るわけではなく、気のバランスが良い時は何も異常が出ませんが、気のバランスが崩れる時に不調が出てきます。
「気」は動く性質を持つので、気滞の症状は複雑且つ変動的です。お腹が張るような遊走性の痛みだったり、イライラして怒りっぽいのも気滞の時の症状です。私自身の例を話しましたが、他の人も腹痛だったら「気滞ですね」とは一概に言えません。ここで伝えたいのは、厄介な「気滞」状態にならないように、普段から気の流れをよくすることが大事です。
気滞の大敵はストレスです。「心身一如」だから、ストレスは体にダメージします。ストレスをためないように常に工夫しましょう。
ストレス対策だけではなく、食事からも運動からも気滞を改善できます。私は長年の悩みが消えた今だからこそ、気の流れを良くする習慣をずっと保っています。その中の簡単な方法を3つお伝えしますね。
- 規則正しい生活リズムで気の流れを整える。
- 香味野菜やハーブ類(例えばニラ、金柑、茴香、他にもたくさん)を意識的に摂る。
- 呼吸法も取り入れながらヨガやストレッチで滞りがちの気を動かせる。

西洋医学では解決できない悩みでしたが、漢方医学から改善案が見つかりました。私は漢方を習ってよかったと思います。「漢方養生指導士」の称号に留まらず、知識と情報のアップデートをしながら、日々セルフケアー・セルフキュアーを一生実践していきます。
そうですね…どうして私は漢方に興味を持ち始めたでしょう。——次回にお話します。
こんばんは^^
漢方ってすごいですね
精密検査でも原因がわからないのに…そういう点で現代医学はダメだなぁ~
pikaoは小学3年生の時の担任の先生に
お腹が痛くなったら手のひらでお腹を時計回りに優しくさすりなさいと言われて
なぜか今でもたまにやってます
あまり効果はないように思いますが…何故かやってますね(*^0^*)~♪
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pikaoさん、いつもコメントありがとうございます^^
精密検査は臓器が壊れてからわかりますよね。私は「病気」になっていない「未病」(なんとなく調子が悪い)の状態だったから、漢方養生で改善できました。もし病気(臓器の異常)の段階に発展してしまったら、現代医学の治療が良いかもしれません。
お腹をさすことは気のパワーを送りますからいいんじゃないですか(笑)
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私は偏頭痛持ちでした。
熱もなく、夜になると、こめかみがガンガンして原因が分からない。。。
でも、中医学を勉強して分かりました。
私も気滞です。さらに血瘀もありますが…(^-^;
原因が分かることによって楽になったし、漢方薬とかいろいろ対処法も分かりました。
それだけでも中医学を勉強してよかったって思ってます(*^^)v
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ですよね!良かったですね。さすがです👏
経験者ならわかりますが、気滞はややこしいですね。
血瘀は女性は多少避けないかもしれません🤝。お互い日々の生活や食事に気をつけましょう😉
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