私は若いころ、いろんな面で周りに違和感がして、違う国の日本に暮らしてみたかったから、独りで日本に来ました。
一人で異国で暮らし始めたのは、容易ではなかった。私は「おかれた場所に花を咲かせる」精神で、積極的に日本社会に溶け込んでゆこうと、楽しんできました。日本語をなるべくきれいに話そうとして、日本の会社に勤め、日本人の友達も自然にできました。いろいろな考えも知らないうちに、日本人に近づいてきたかなと思います。
私は中国にもう戻れませんが、日本人になるわけでもありません。長い間、その寂しさはずっと私の心にありました。職場でも地域でも積極的に自分の存在感をアピールすることはなかった。
ある日私はPriyanka(20世紀最後のミス・ワールド優勝者、インド出身の女優)のこの言葉に救われました。
The more different you are, the more special you are.
Priyanka Chopra
私は周りの人と違っていいんだ!日本語を日本人のように完璧に使えなくて当然だし、日本人と同じ習慣や考えじゃなくていいし、ずっと中国に居る友達の話題についていけなくていいんじゃない。もう中国人か日本人かどちらかの部類に無理に同化しようと悩まなくていい。私はどちらとも違うからこそ、特別な存在なんだ!
「差別」は違いを気づいてから生まれる「警戒心」です。違うのは当然なので。警戒心を持ったまま心の扉を閉めるか、その違いを認めても共存してみようと心の扉を開けるか、人ぞれぞれでしょう。私の場合は、自分の心を広めてあるからこそ、違う国々の人や文化に興味を持ち、視野も広がり、楽しさも感動も二倍も三倍も百倍も得られています。
金子みすゞのこの詩が大好きです。
私が両手をひろげても、 お空はちっとも飛べないが、 飛べる小鳥は私のように、 地面を速く走れない。 私がからだをゆすっても、 きれいな音は出ないけど、 あの鳴る鈴は私のように、 たくさんな唄は知らないよ。 鈴と、小鳥と、それから私、 みんなちがって、みんないい。
おはようございます^^ 昔より差別は少なくなったとはいえ…まだまだ特別扱いの例を目にします
一人で日本社会に飛び込んできて相当な努力をされたと思います あっぱれでしかないです(*^0^*)~♪
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